sastudio.jp IPv6 デュアルスタック提供からの IPv6 受領形態変遷について

「OCN IPv6トンネル接続サービス」 (IPv6 over L2TP over IPv4 over PPPoE)

2010/05/03頃~2014/10/下旬頃

当時、フレッツ光ネクストでサーバを開始したはいいものの、まだ OCN は IPv6 over PPPoE の提供を開始しておらず 専用ソフトウェアを使用してL2TPトンネリングで利用する「OCN IPv6トンネル接続サービス」が提供されていたのみ(月300円・税別)。

このL2TP接続、一応仕様が公開されていて、これをLinuxで実装した人がいたので、参考にして利用していた。 Memo - OCNIPv6

諸事情により、フレッツ光ネクストからフレッツADSLになってしまい、後述の IPv6 PPPoE の恩恵を受けられず、 OCN IPv6トンネル接続サービスの契約はサービス終了まで継続することになるのであった……。

OCN with フレッツ光 IPv6 over PPPoE (トンネリング方式)

2014/10/下旬頃~2017/04/01

ニュース 2011年5月26日:「フレッツ 光ネクスト」IPv6接続開始に伴うOCNのIPv6対応などについて | NTTコミュニケーションズ 企業情報

OCNにおけるIPv6インターネット接続の標準提供開始について | OCN

というわけで、フレッツ光ネクストを引いていれば、IPv6 over PPPoE が利用可能になっていた。

フレッツ光ネクストを引いたので、さっそく HGW に設定を投入しようとするが、なんと設定ができない!!!!!!!!!!

仕方なく、例のLinux箱にIPv6トンネリングアダプタ相当の機能を実装したのであった(後述)。

NTTコミュニケーションズとNTT西日本に対する恨み節

トンネリングアダプタの実装については S.A Studioを支えるNGN用IPv6 PPPoEトンネリングアダプタ 参照。

なお、この構成だと、トンネリングアダプタではIPv4をブリッジしておかないとひかり電話IP端末が接続できない。

ニュース 2014年7月25日:「OCN」におけるNTT東日本/NTT西日本のひかり電話ルータ―でのインターネット(IPv6 PPPoE)接続への対応について | NTTコミュニケーションズ 企業情報

こんなニュースが出てはいたが、実際に在住都道府県で利用可能になったのは確か、2016年に入ってからのような気がする……。

ZOOT NATIVE 試用編 (ネイティブ方式)

2017/04/06~2017/05/31

インターリンクが MFEED の transix 再販するときいて、モニター募集してたので応募した。 なんというか、いままで IPv6 トンネリング実装してるのがバカらしくなるくらいだった。 でも、DS-Lite で IPv4 over IPv6 しようと思ったら、結局Linux箱を用意するはめになった。

この時の体験談をまとめてたはず。

ZOOT NATIVE 高くね……? (OCN IPv6 over PPPoEに逆戻り)

2017/06/01~2018/06/01

確か、当時 ZOOT NATIVE は 月2,000円・税別 で、さすがに OCN (月1,100円・税別、2年契約)と Interlink IP1 (月1,200円・税別) を抱えたままで月2,000円の負担には耐えきれず(なにせ全体で4,000円越えである、これに フレッツ光自体も払わないといけないので、月1万円突破してしまう……)、本契約には至らず。

この頃は HGW の接続機能が使えるようになっていたので、そちらで接続していましたね……。

IIJmio FiberAccess/NF 契約期 (ネイティブ方式)

2018/06/02~2018/08/28

ひょんなことから IIJmio モバイルサービス契約に至ったので、ついでだから固定回線もIIJmioにしては、と思って 契約したはいいものの、mioひかり割はフレッツ光を転用しないといけないことがわかり落胆……。 当時、NTTグループ&ドワンゴによるブロッキング未遂事件が表沙汰になったこともあり、OCN解約を検討していた ことからOCNからの乗り換えを企図。ZOOT NATIVEと他のISPを契約するよりかは安いじゃん、と思って契約。

ZOOT NATIVEに帰ってきた (ネイティブ方式)

2018/09/06~

インターリンクからのメールマガジンが来たので読んでみると、なんと ZOOT NATIVE が従来の半額(月1,000円・税別)になる というではないか……!というわけでさっそく契約しました。これで実装がめんどくさいOCN IPv6とはおさらばできますね! あ、IIJmio 高すぎ。これじゃあせめて mio割 適用されるか、IP1 が Interlink と同じくらいじゃないとしんどいわ……。

現在はこの構成で元気に稼働中です。あー、Interlink さまさまじゃあ。

あと、DS-Lite は 中古で調達した IX2105 に喋らせてるので快適です^^

(番外) IPv6接続性の確保・黎明編 (自宅サーバ設置前)

そもそもまともなIPv6スタックがWindowsに実装されたのがVistaなもんで、そもそも2009年10月のWindows 7発売 頃までWindows XPとLinuxしか使っていなかった私があまり手を触れる機会もなかったわけで。

おそらく、IPv6が使われているネットワークにはじめて接続したの、NTT東のNGNっぽい。 フレッツ光ネクスト開通した頃のツイートにあった。

おそらく、以下の順で試していたはず。

他、IPv6トンネリングサービスをいくつか試したような気がするけど、記録に残ってないですね。


所感:サーバ始めた頃は消費税率 5% だったのに、いま(2020/06/21時点)では 10% になってしまった……。つらい……。

あと、ADSL導入から足掛け14年契約してきたOCNを切ったのは、今では正解だったかな、と思ってます。 NTT法の影響を受けない長距離通信事業者のはずなのに動きが遅すぎて本当につらい。つらかった。


改訂履歴

2020/06/21 初版

2020/06/22 各接続形態の利用開始日・終了日を記載、「IPv6接続性の確保・黎明編」を改訂


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